結局半信半疑のままこの話は終わってしまう。


「お〜い!!れ〜いり。」


一時(イットキ)すると圭也と架依斗が並んでやってきた。

今朝の圭也とのいざこざを思い出し、思わず立ち上がり顔を歪(ユガ)める。

ヤツは覚えてないのか"なんで置いてくんだよー"とかふざけたことをぬかしていた。


圭也のやろ

ホント腹立つ



それから圭也を睨みながら一人わなわなと震えていると



「座れ。不細工(ブサイク)。」

後ろからそんな声が聞こえて、

なんだとーー!?


怒りにまかせ勢いよく振り返ると


ひィ〜ッ!!


超機嫌の悪い希夜が隣に座っていた。