何だか今日もホント疲れた。
圭也のせいで。

スマイル交流なんて懲り懲りだ。
結局、始終(シジュウ)スマイルだったのは架依斗だけだったし。


「希夜があそこまでするとは思いませんでしたね。」


恭の言葉に別の意味で大きく頷く。

アイツは友達が居ても見境がないとわかった。
逆に圭也が居たら事が大きくなる。


でも、一つだけ収穫があった。

希夜は架依斗には従順だってこと。


圭也から聞いた情報だからあてにならないけど、もしかしたらその事実はこれから3年間を生き抜く鍵になるかもしれない。



でも、もう限界だ。


私はその場でコテッと眠りに落ちた。

皆もいつの間にか自分の部屋へ帰って行き、部屋には床に転がる圭也と怜李の二人。


次の朝まで身動き一つせず屍(シカバネ)のように眠っていたのであった。