「Bクラス以外は成績順でクラスわけされていて、ギリギリだとしたらDクラスになるはずだよ?」


「え゛?あっそうか・・・」


潜入(センニュウ)調査をしに来たはずなのに、この学園のこと全く知らない自分に落胆した。


「この学園、謎が多いから仕方ないよ。とくに高校は。」


気持ちを読んだかのように言う架依斗きドキリとする。

「ビ、Bクラスは何なんだ?」

急いで話題を変えた。

気づかれてないよね・・・?


「Bクラスは体育会系かな。並外れた運動神経がなきゃ入れないだろうね。」


「俺ならBクラスも行けたかもな〜♪」


「「嘘つけ!!!!」」


うん。
架依斗とハモってしまったよ。


「圭也がBクラスに入れたらこの学園も終わりだね・・・フフフ・・・」


うをっ!?
突然、喋ったらビビるから!!
希夜は。