「昨日言ってたことなんだが・・・」

「悩みのことだろ?」

「聞いてくれるか?」

「あぁ・・・」


静かに耳を傾ける圭也に、私は計画どうり話していく。




「希夜が・・・!?」

「あぁ。」

「そんな・・・」

「そこで圭也にしか頼めないお願いがあるんだ。」

「俺だけ・・・?」


私は言葉を選び、慎重に話す。
希夜を悪者にし過ぎると私が危ない。


私は訴えかけるように強く見つめた。

多分必死の形相だと思う。


「ルームメイトの圭也しかいない・・・。できるだけでいい。」

「?」


「俺のそばにいて欲しい。」

圭也の顔が真っ赤になった。
あれ?
思い描いていた反応と違う。
私は圭也の肩に手をかけ、もう一度揺すりながら言ってみた。


「んーと、希夜は何か勘違いしてるんだ。仲間だし強く言えないだろ?圭也が俺のそばにいてくれたら・・・」

あれれ?