「で、どこに行けばいい？」


「へっ？」

「協力してほしいんでしょ？」

「え？いいの？」


あんまりにもあっさりしたものだから拍子抜けする。
そんな事なら意地悪することなく協力するって言ってくれればいいのに。


「しつこそうだからね。断るのが面倒になった。」

「うっ・・・」

また、思っていたことが顔に出ていたようだ。


「まずは私の部屋に集合ってことになってる。」


「そ。・・・言っとくけど俺何も知らないから。」

今回の事はほんとに何も知らないんだ。
嘘付いてるんじゃないかって少し疑ってしまった。

「うん。大丈夫。希夜が協力してくれるのなら心強いし。」

宿敵のアイツになんであんなこと言ったのかわからない。

でも、その時はホントにそう思った。


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