いいとこあるじゃん。



ん?
いいとこ?


あっ・・・

そうか・・・


"コイツ使えるかもしれない"



なんで気づかなかったんだろう。

ウザくて馬鹿だから嫌だったけど、実はそこが圭也のいいところで、1番扱いやすいじゃないか!!!!


ちょっとした子芝居で騙されてくれそうだ。


圭也を希夜との間の防波堤にしよう。


圭也に守ってもらえばいいんだ。



「圭也、ありがとう・・・俺、悩みがあって・・・」

私が大げさに深刻な顔で言うと、圭也は目を見開いて"やっぱり"って表情をした。


「なに?」


「明日、話すから。今日はもう休む。」


こういうのはじっくりやらないと・・・



計画名はパッと頭に浮かんだ。

その名も

"チャラ男調教計画!!"←調教?



これでメガネから身を守れるか不安だが、他に解決策が見つからない以上これにかけることにした。