「はぁ〜」


圭也の近づく足音がする。

いでっ!!


突っ伏していた私の顔をグリッとヤツの方に向けたんだ。


「なにすッ!!」

「ちょっと顔色悪いな・・・」


パープルの瞳はあくまで真剣だ。

そして私のおでこと自分のおでこをくっつけはじめた。

ちょっ!!


「お、おい!!」

「何かできることない?」

くっつけたまま見てくるものだから、微妙に目線をずらす。

ち、近いから!!
普通に。


「な、んで?」

「熱はないみたいだから、心の問題かな〜って。」


「え?」

「まだここにも慣れてないわけじゃん?不安とか、悩みとかあるんだったら俺に出来ることはないかな。」



コイツそんなこと・・・