「聞いてよぉ~莉歩ちゃん達、午後からしか来れないんだってぇ~」


ヒドイ~と頬を膨らませる。
相変わらずあざと可愛いなぁ。


「来てくれるだけいいじゃん。」


「今日、落とすつもりだったのにぃ~」


「落とす?告白ってこと?」


「うん。そうだよぉ?」


キラキラした瞳でそう言われる。
告白って・・・


「早すぎじゃね?」


「天世、ハルは落としのプロだぜ?」


「充紀ぃ~変な事言わないでよぉ~」


口ではそう言ってるが、まんざらでもない顔をしている。
ハル恐るべし。



「ハルスゲー。」


げっ。
圭也が尊敬の眼差しでみている。
また変なこと言いださないだろうか・・


いつもやらかすのは圭也だから、心配だ。


私達4人は先ほどより遅い足取りで並んで歩き出した。



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