「つ、疲れた・・」
お風呂に入り終わり、ぐったりと畳に転がる鈴音。
私達は無事にお風呂に入ることに成功した。
「明日の体力は残しているんだろうね?」
光の声にサッと私の後ろに隠れる。
困ったものだ。
「そろそろ、まくら投げでもしようぜ‼」
ひと段落したかと思いきや、また圭也が騒ぎ始める。
「お前さぁ。何しに来てるか分かってる?」
疲れているのかいつもより、鋭い擦れ声に圭也はしゅんとなる。
「僕はもう寝るよ。」
「そうだね。明日に備えて寝ようか。」
そう言って隣の部屋に行こうとする光と架衣斗。
「ちょっと待った‼」
「まだ、なにか?」
光が面倒くさそうに振り向く。
この部屋、圭也と鈴音と怜悧だけにするつもりですか⁉
「せめて、圭也連れてって。」
思いっきり顔をしかめた光に笑っている架衣斗。
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