「最後!次はー・・・天世怜悧か。40位だな。・・・あ、そういやぁ、お前だったか・・・」
テンションの上がっていた鮫島が急にバツの悪そうな顔をする。
何でそのな顔をするんだろ。
最初から分かっていたはずなのに。
よっぽどのことがあるのだろうか。
「点数は200満点中103点だ。」
一気にざわめきが広がった。
何!?
どうして皆びっくりした顔してるの?
”あの点数でおかしいだろ!”
”あれじゃあDクラスぐらいじゃん?”
”意味わかんねー”
次々と囁かれる私の成績の感想。
え?
どうゆうこと?
たしかに圭也との点数との差が広すぎる気もするけど。
頭の中が混乱しすぎて、立ち上がったまま言葉を発することができない。
恭でさえ身動き一つせず、目を見開いてびっくりしている。
圭也はというと頭に?マークを浮かべて首を傾げていた。
他の仲間の様子はわからないが、この成績は異例だったようだ。
クラス中が私に疑問をぶつけるように見て来る。
私にはなにがなんだか分からないのに。
泣きたくなってきた。
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