「俺の授業で私語をするとは、いい度胸だな~」


ヒー!
度胸なんてありません!

見た目30前半くらいなのにオーラに貫禄ありすぎるよー


「ふーん。天世怜悧、か。そうかそうか。」


名簿片手にふんふん頷く鮫島。


「…あッ!!」

なになに?
怖いんですけど!


「どんまい。」

えーーー!?



私に注目していた生徒全員が私を見る目が残念な目に変わるのが分かった。


何故に?


みんな!
何に気づいてしまったんだ!



全くわからない私。


「天世。なんで代々皆が地獄の成績発表って言うか知ってるか?」


「知りません。」


「今から成績発表をする。それで分かるだろう。ま、気を落とさず頑張れや!」


今から私が気を落とすことが始まるんですか、先生・・・


この学園。
恐ろし過ぎる!

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