勇者マサルは、モンスターAを倒した。


勇者マサルは、モンスターAの持っていた『何かの原石』を手に入れた。


勇者マサルは、光の教会へワープした。


勇者マサルは、光の教会の神父に話しかけた。


シンプ
「今日は何を聞きに来たのじゃ」


マサル
「→原石について」


シンプ
「原石はずっと見つめていると魔王を倒す『光の剣』に姿をかえるぞ

他に聞きたいコトは?」


マサル
「→特にない」


勇者マサルは、隠れ家へワープした。


勇者マサルは、魔王を倒すために原石を「見つめる」コトにした。


勇者マサルは、一日原石を見つめた。



>何も起こらなかった。



勇者マサルは、一週間原石を見つめた。


>何も起こらなかった。



勇者マサルは、一ヵ月原石を見つめた。


>何も起こらなかった。



勇者マサルは、一年原石を見つめた。


>何も起こらなかった。




勇者のいない世界は滅びた。



マオウ
「勇者もバカな奴だ。これも全てオマエのおかげだ。」




シンプ
「はい。勇者は変わるハズのない原石を永遠に見つめ続けることでしょう。」



マオウ

「まさに本末転倒だな。愉快ユカイ。」





勇者マサルは、死ぬまで原石を見つめた。








>…何も起こらなかった







END