『ガキじゃないもん。キスだってたくさんした。』


『キスなら幼稚園児もするよ』


ハンドルを切るケンジさんの横顔にささやいた。


『じゃ…キス以上のことして…』


『え?あ?』


びっくりしてハンドルがブレる


『おっと危ない。変なこというなよ』


彼女とはしてるくせに。ケンジの前では彼女の話はしない。もししたら、きっと私と会わない。


『ね。エッチしようか?』

ケンジさんは笑いながら


『俺を犯罪者にしたいのかよ、18歳未満さん。』



私は膨れっ面でそっぽ向いた


『はやく18になりたいな。そしたらケンジさんとエッチできる!ね?』


『お。リコちゃんの気持ちがかわってなかったらね』