「コウちゃん、誰なの?」








くすくすっ


コウちゃんが
笑いだした。





「あはははっ」



「何よ」






「会社の同僚だよ」



「へ」


「カフェで見た女と佐山陽子は同一人物。仕事サボりすぎて怒られた。休みの日までカフェで仕事ってやつ。家にまで来たんだよ!」





「なんだ…」





へにゃ


肩の力が抜けた。