あたしは
夜景からコウちゃんへと向き直した。


「コウちゃん、あたしね、あたし…コウちゃんが
コウちゃんのことが…」




どうしよう


さっきまで
余裕だと思ってたのにーっ





「しーっ」

コウちゃんは
あたしの口に指をあてて
静かにさせた。


え?何で?


伝えることもダメなの?