チッチッチッチッ

チッチッチッ

チッチッ

チッ…


時計の針の音だけが
部屋に響いていた。


あたしはそれが
心地よかった。





「泣き止んだ?」

「うん…ありがと」




コウちゃんはずっと


あたしが泣き止むまでずっと


あたしを
抱き締めてくれてた。