「おまえ、噂―…」



保険医からでた“噂”という言葉に潤は一瞬びくついた。



「はー、お前がねー。んで、マジで?」


勝手に話は進んでいた。


何も言わず肩をびくついた潤ね反応を、保険医は肯定と取ったらしい。




まぁ、間違ってないし。


だから、潤は小さく頷いた。