しばらくドアの前でそうやって自問自答をしていたら、いきなりドアが開いた。



「入るんなら入れや」



背の高い白衣を着たイケメン。



それが潤の、保険医への第一印象だ。



それは後に大幅に変わることになる。


最悪な方向に。