AM6:50
久々に寝過ごした沙雪はまず自分の尻の方へ手をやり、濡れていない事を確認するとホッとした。
幸平はもう出社していったのだろう。隣に寝ていたはずのシーツの所にぬくもりはない。
そこのシーツも濡れてはいなかった。
こどもの頃は、おねしょをすると生きていた祖母が庇ってくれた。
そして始末をしている祖母の後ろをついて歩くと、ポケットから飴をだしていうのだ。
『さぁちゃん、お薬あげるよ。これはただの飴玉じゃないからね。噛まずにゆっくり溶かして舐めるんだよ。そうするとだんだんおねしょしなくなるんだよ。』
その時は怖くて一生懸命に唾で溶かして舐めた。
祖母のお薬はたくさんあって、お腹が痛い時や怪我をした時にもくれた。
確かにそれはよく効く薬だったのだが、今の薬は何だろう。
煙草かセックスか。
下腹部に嫌な痛みを感じ、そっとそこを撫でてみる。
久々に寝過ごした沙雪はまず自分の尻の方へ手をやり、濡れていない事を確認するとホッとした。
幸平はもう出社していったのだろう。隣に寝ていたはずのシーツの所にぬくもりはない。
そこのシーツも濡れてはいなかった。
こどもの頃は、おねしょをすると生きていた祖母が庇ってくれた。
そして始末をしている祖母の後ろをついて歩くと、ポケットから飴をだしていうのだ。
『さぁちゃん、お薬あげるよ。これはただの飴玉じゃないからね。噛まずにゆっくり溶かして舐めるんだよ。そうするとだんだんおねしょしなくなるんだよ。』
その時は怖くて一生懸命に唾で溶かして舐めた。
祖母のお薬はたくさんあって、お腹が痛い時や怪我をした時にもくれた。
確かにそれはよく効く薬だったのだが、今の薬は何だろう。
煙草かセックスか。
下腹部に嫌な痛みを感じ、そっとそこを撫でてみる。