学校について
教室の前で私たちは別れた


いつものことだけどなんだか今日は
とてつもなく悲しいものに感じた


もう、私の手の届かないところに
行ってしまうような
誰かを守っていく
翔太になってしまうから・・・・



教室に行くと美咲がいて







「彩?あんた翔太君のこと
好きなんでしょ?」

やっぱり美咲にはお見通しだった



美咲は授業を抜け出して
屋上へと私を連れて行った


そして、私は少しずつ
翔太が好きになったことを話し始めた



そうすると涙が次から次へと流れ出て
話せる状態じゃなくなった




だけど、美咲は「うん、うん。」と言って
私の頭を撫でてくれた


私が話し終わったあと美咲が口を開いた