お姉ちゃんが高校から帰ってきて、

すごく動揺して泣いていた。

大好きなお母さんが…何故?

突然どうしたの?

「うっ…ゆ…いか…まま…どうした…の」

「わかんないよ…不安だよ」

お母さんが家事をしなくなり、

仕事から帰ってくるお父さんが

毎日ご飯を作ってくれた。

お姉ちゃんが優しく言った。

「ママ?食べ…」

「ママじゃない!お母さんと呼び!」

お母さんは、お姉ちゃんを心から

嫌った。

「唯華…どうしてかな」