「バカ…サキの…バカ…。」

「!?」

「そういうこと言わないで!!大丈夫って…何回も言ってるじゃない?」

アスミはそう言いながらも、心の中で、いつもならあり得ない言葉を付け足していた…。

「サキ…安心して?」

「アスミ…。」

「私は大丈夫だから…。」


…今はね。



…っ!!なんで!?

急いで思った言葉を取り消そうとする。

その後、サキと別れて家に帰宅。頭の中にめぐるのは自分の本当の気持ちに対しての疑問。

「私…サキのこと…どう思ってるのかな…。」

アスミの声は、静まり返った彼女の部屋にポツリと放たれ、消えていった。

サキだけじゃない、自分が他の子達をどう思ってるのか…。


「わかんない…なぁ…。」