「寒いんだろう 帰ろう」
腕をかかげ腕時計を見るとすでに12時を回っている。
「えーっ もう?」
「素直に帰ればプレゼントをあげよう」
「ほんとっ!?」
「あぁ」
杏梨へのクリスマスプレゼントはツリーの下に置いてきていた。
* * * * * *
家に戻った杏梨はダイヤのハート型のプチネックレスに目が丸くなった。
箱は宝石店で某有名なブランド。
雪哉は杏梨の反応に満足げに見ていた。
女の子らしいプレゼントをするのは事件以来だ。
去年は先ほど来ていた黒のダッフルコート。
おととしは男物のダイバーズウォッチ。
「外見は男の子みたいでも杏梨は女らしいよ」
「ありがとう ゆきちゃん」
ネックレスを手にして杏梨はうれしそうだった。
「メリークリスマス 杏梨」
杏梨の頭に手を置きポンポンと優しく触れる。
「ゆきちゃん メリークリスマス」
雪哉はマンションへ帰ると杏梨からもらった革の手袋を大事に洋服ダンスの引き出しにしまった。
END
腕をかかげ腕時計を見るとすでに12時を回っている。
「えーっ もう?」
「素直に帰ればプレゼントをあげよう」
「ほんとっ!?」
「あぁ」
杏梨へのクリスマスプレゼントはツリーの下に置いてきていた。
* * * * * *
家に戻った杏梨はダイヤのハート型のプチネックレスに目が丸くなった。
箱は宝石店で某有名なブランド。
雪哉は杏梨の反応に満足げに見ていた。
女の子らしいプレゼントをするのは事件以来だ。
去年は先ほど来ていた黒のダッフルコート。
おととしは男物のダイバーズウォッチ。
「外見は男の子みたいでも杏梨は女らしいよ」
「ありがとう ゆきちゃん」
ネックレスを手にして杏梨はうれしそうだった。
「メリークリスマス 杏梨」
杏梨の頭に手を置きポンポンと優しく触れる。
「ゆきちゃん メリークリスマス」
雪哉はマンションへ帰ると杏梨からもらった革の手袋を大事に洋服ダンスの引き出しにしまった。
END