「やっぱ相田先輩カッコいいVv」
「そうだね」
「佐野も格好よかったと思うけど?小春」
「う、うん///」
部室から職員室に向かっていく途中、賑やかにサッカー部のみんなを応援してる集団の横を通りすぎながら。
考えるのは、佐野君のことばっかり。
翔子にも言われた通り、カッコよかった。
今もまだドキドキしてる。
私だけを守ってくれたわけではないけど、私ごと大切な人も守ろうとしてくれた。
まぁ、あそこに三人いたら三人守るのが当たり前なんだろうけど。
先輩に向かってするのは誰だって出来ない。
どうしよう。
どんどん彼に惹かれてく。
そう思うと胸がきゅうってした。
いつの間にか職員室に着いてたらしい。