足を押さえてうずくまる亜実子。
翔子もそこまでしなくていいと思うけど、やっぱり亜実子の自業自得だから知らないフリをする。
「へぇ~。なかなか可愛い粒ぞろいだね」
「∑!!」
茶色の髪を後ろで結んでてまだ着替え途中だったのか、上の制服がはだけたままだった。
「木村」
「何だよ真人。顔と名前をしっかり覚えようと思っただけじゃん。」
相田先輩と友達らしい木村先輩という方。
相田先輩からこちらに向きなおすと木村先輩は女性に聞いたらいけないことを聞いてきた。
「自己紹介っていったら、すりーさいずも言わなきゃ」
あ、翔子。
キレた。