気づかなかったって、ある意味ないかも。

授業中に一息はないなって思った。


授業を終え、帰りの用意をしていたあたし。

「あのさ」

鶴谷くんが声をかけてきた。

「この後大丈夫？」

そう聞いてきた鶴谷くんに、
「別に、いいけど？」


鶴谷くんに連れられて、入った空き教室。

こんなところで、一体何するのかしら？

そう思っていたら、
「好きだ」

……………はい？

言葉を疑いました。