ええっ!?

ちょっ、ちょっと待って!

あたし、無理!

心の準備できてない!

って言うか、いきなり過ぎやしませんか!?

あたしを見下ろして見つめる帝。

わあっ…。

すごいキレイ…。

金茶の髪は電気の灯りで透き通っていて、キラキラしている。

「静香…」

あたしの名前を呼ぶ声は、まるで吐息だった。

帝があたしの肩に顔を埋める。

「わっ…!」