「――帝…」

出てきた言葉は震えていて、甘えたよう。

「静香…。

もう俺、無理…。

かわい過ぎて、無理…」

何が?

聞こうとしたけど、フワリと躰を抱きあげられた。

えっ…?

ちょっと待って。

これ、お姫様抱っこじゃない!?

そう思っていたら、ついた先はベッドのうえ。

ちょっ、ちょっと、これって…!?

まさかの展開に、ドキドキ加速。