…長い沈黙の中、先に口を開いたのは、悠基くんだった。





「俺が、毎日砂浜でおどってる理由…わかる…?」





この質問は、実はずっと気になる質問だったが、聞けなかった質問だった。

近くには、安値で借りれるスタジオもあるし、ダンスのスクールもあったはず。


なのに、砂浜でおどってる理由…検討もつかなかった。