「神田様のお部屋はこちらになります。室内に電話が取り付けてありますので、お困りのさいはいつでもおかけになって下さい。それでは、私はこれで」



深々と頭を下げ、もと来た道を戻って行くスーツを着た小柄なおじさん。理事長の秘書で名前は中田さん


あたしは中田さんに案内してもらい、あたしがこれから3年間住まなければならないと言う部屋の前にいる…




「ここで…3年間…」



お母さん…
お母さんがなんであたしをここに送り込んだのかまだ本当の意味は分からないけど…
なにか意味があるんだよね?





あたしはドアに手を掛けた