龍弥が、あたしの指輪にキスをして
じっとあたしを見る。
「 お前はもう、俺のもんだから 」
──────────絶対に、逃がさない。
「 ・・・・龍弥 」
「 分かったか? 」
「 龍弥も? 」
こんなに大きな愛で包まれてしまうと
逆に心配になってしまう。
「 龍弥も、あたしのもの? 」
抱きしめた腕に力をいれて
隙間なんて無くなればいいのに。と
何度も思った。
繋いだ手の温もりが、
いつまでも消えなきゃいいのに。と
何度も、何度も思った。
「 当たり前だろ? 」
その笑顔が、あたしだけのものに
なればいいのに。
もう、何度も何度も思ったこと。
「 ・・・~~ッうぅ 」
────────────よかった・・
「 愛してる 」
「 うん 」
「 愛してる? 」
「 ・・・うん 」
もう、離れない。
龍弥があたしを見ていてくれて
あたしも龍弥を見ていること。
───────龍弥と同じ道を
歩めることが、あたしの・・
あたしの、1番の幸せ。
Clear.
~Another story~
end.
最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました!
ここまで約2ヶ月・・・
長いようで短かったです(*´ω`*)
たくさんの感想、レビュー、
本当にありがとうございます!
感謝、感謝です・・・(;ω;*)
最後の最後までお付き合いくださり
本当に・・・本当にありがとうございました!!
2011.03.20.
【Sena】