私は久しぶりの海翔にぃちゃんとの再会で最近ずっと海翔にぃちゃんにべったりしていた。

そしたらお兄ちゃんが怒りだして、拗ねたのだ。


海翔にぃちゃんは笑いすぎて、ゴニョ…が縮むと叫び走りに出ていった。

私は体育座りのまま、何度呼んでもこっちをみないお兄ちゃんを見上げていた。


何年お兄ちゃんの妹やってると思うの?
こうなったお兄ちゃんの扱いくらい熟知してるしてるんだから!


『…お兄ちゃん』


「……」


『…お兄ちゃん?』


「………」


『……………怒るよ』


「ごめん、あんまり海翔にベタベタすんな、あれも男で小織は育ち盛りの女なんだからな!」


私の~怒るよ~で即答で謝ってこちらを向いたお兄ちゃんに、ここにいる殆どが肩を震わせてソッポを向いていた。(笑いすぎてる)