「あぁ。ありがとうございました」 漣が先生や看護師さんに頭をさげた 私は漣のあとをついて病院を出た いつもより、お見送りが多かったような… 外に出ると、病院の前の駐車場に飯田さんの車が止まっていた 「お帰りなさいませ、友梨さん、漣さん」 「ありがと」 そういって私はすぐに車に乗った 「学校にはまだ知られていないのか?」 「申し訳ございません…そのあたりはまだ把握できておりません。すぐに確認を」