昨日よりはさがったのかな…



その前に友梨の
熱を測らないと…


ピピッ


39.2度?!


まったく…全部一人で
抱え込んで



挙句の果てに
こんな高熱出して…





オレ一人じゃ双子の面倒と
友梨の面倒、両方なんて

みられねぇーよ…




美紀に頼むか




プルルル…


「もしもし?漣?
こんな朝早くからなぁに?」



「わりぃな。こんな時間に。
双子が熱出しちゃってよ。
手伝いに来てくんねぇか?」




「なんで私が?友梨がいるでしょ?
まさか、ケンカでもしてんの?
友梨にはめっぽう弱い漣くんですからね」



美紀はオレのことを
小ばかにして笑っている