「えっ?」
「だから、キスして? 別にここでじゃなくていいから。俺それで、満足」


うぅ……
キスして?ということはだよ?
私からするってことだよね?
今まで、勝手にキスされたりしたわけだけど…
今度は私から?!


無理無理無理!
絶対、無理!!
キスなんて、できる訳ないじゃないかっ!!


混乱していた。


すると、隼人が大きな声で笑い出す。


「冗談だって、本気にすんなよ」


そう言って笑われた。


「冗談って? え?」
「冗談は冗談。別に償いとかいらねぇよ。こうやって、一緒にいれればそれでいいんだからな」


うわぁん。
まんまと、騙されちゃったよ?!


そうこうしているうちに、デパートについた。