あれから、もう何分ほどたったんだろう…?
いまだに苦しそうにしている圭太が目の前にいる。
辛そうにしていたから、何とかベットに寝かせたんだけど……
あんまり意味なかった?!
それとも、寝ちゃだめ的な?!
「ハァハァハァ……」
荒い息が耳に届く。
「どうしたの? どうすればいいの?」
と言っても、圭太が答えられるはずもなく、ただの独り言のようになった。
「ねぇ、誰に聞けばいい? 誰に、聞けばこの症状が治るか聞けるの? とりあえず、外に」
ーーーーパシッ
腕を掴まれた。
立ち上がろうとしていたところで腕を掴まれたからバランスを崩してベットのほうに倒れちゃった。
「ご、ごめんっ!」
そう言って急いで立ち上がろうとしたけど、圭太に阻止された。
「い、い……いかな、くても、ハァハァ…だい、じょう、ぶ……だ、から、ハァハァハァ……ここに、いて…」
途切れ途切れになりながらもそう口にした。