「隼人のバカ!」
「副会長抑えてください!!」
後輩にそう言われた。
私の義理の家族である隼人はこの学園の生徒会長。
だけど……。
毎日遅刻!
この時期は大事なのに!
今は三月。
もうすぐで新一年生がやっくる。
そこで、ゴタゴタが起きないようにするため、この時期は忙しい。
この学園には人間とヴァンパイアが共存している。
でもしっているのは、生徒会とほんの一部の人間だけ。
あと、たぶんヴァンパイアも。
そして、その秘密を守るために生徒会はある。
「悪りぃ、遅れ……まい、かさん?」
すっごく遅れて入ってきた隼人。
「あれあれ? 今日は絶対に遅刻しないんじゃなかったのかな??」
「そ、それは…………!!」
「朝もちゃんといったわよね?」
「言いました……」
「なら、なんでこなかったのよ?!」
私の説教が始まった。
まぁ、聞いたところ友達と遊んでたらしい。
「いい? 隼人は生徒会の会長なのよ! こんなんではダメね!」
私はそういった。
「私を守ってくれるんでしょ? なら、こういう事もちゃんとやってよ! 私を疲労から守って?」
隼人は黙る。
隼人は私を守るといったのだ。
少し前に。