本当に、落ちた。 「いった……」 お尻に走った激痛。 また、ベッドから落ちちゃったか。 最近多いんだよね。 寝相がわるくて、ベッドから落ちること。 いや…… 違う……ベッドから落ちたんじゃない。 これは 風……? しかも、光り? 私は、あまりにも眩し過ぎる光りに恐る恐る目を開けてみた。 「……は?」 目の前に広がった光景。 どれも初めて目にするものばかりで、開いた口が塞がらなかった。 ……え なに? ここはどこ?