シキはテーブルを挟んで私の前に座り、早速話し始めた。
「まずは、サラ様が一番気になってらっしゃることから説明したいと思います」
「……はい」
「何故、サラ様がここへ落ちてこられたのか」
……やっぱり、私落ちてきたんだ。
どうやら、夢ではなさそうだな。
「サラ様は、選ばれし者なのでございます」
「――はっ?
一体、なにに?」
「ルカ様の、教育係でございます」
「………はっ?」
なに言ってんの?
この人――。
しかも、“ルカ様”って誰だよっ!!
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