訳を終えた晶人くんは私に教科書を渡した


「ありがとな、浬音」


彼は私に笑顔を向けた


ドキッ





まままままたっ!!!
なんでドキッなの!!??


これは笑顔が素敵って思ってドキッってなっただけっ!!!!
うん、きっとそう



「別に当然のことだし」

私は晶人くんから顔をそらしていった


なんか顔あつ///

今日の私なんか変だよ


「顔真っ赤だな」


「////////」

晶人くんは私の顔を覗き込み馬鹿にするようにいった

「あ、赤くなんてないしっ!!」


……………………


私が声をだした途端に教室が静まった


しまった
声でかすぎた


山キンめっちゃにらんでるよー


「す…すいません...」

とりあえず私はにらんでいる山キンに誤って隣で笑っている晶人くんをにらんだ


晶人くんに関わるとろくな事ないよっ!!!!!
あーあ、これで山キンに目つけられたな



「もう最悪…」

そう私は呟いて今度こそちゃんと授業に集中した