「----じゃあこの問題…。霧龍、やってみろ」


古文の山崎先生(通称山キン)はまだ寝ている晶人くんをさした


「……スースー…」


これは駄目だな
完全に寝てる

仕方ないなー


「晶人くんっ……起きて」

私は先生にばれないように晶人くんの身体を揺らした

「ん…」

「起きて??山キンが晶人くんをさしてるよ」


「…浬音…??」


目を覚ました晶人くんは私の名前をつぶやいてこっちをみた


「俺、さされてんの??」

「うん。教科書みる?」

「あぁ、悪いな」

私は古文の教科書を晶人くんに渡してさされている問題の部分を指差した


てか、なに親切に教科書貸して教えてんだろう;;


あんな最低な男に…



「ここの訳は……------」


晶人くんはすらすらとそして詳しくわかりやすく古文を現代語訳した




うわー………
すご……


本当にさっきまで寝てたの??
晶人くんってもしや頭いいのかな??
こんな性格なのに



「------です。これでいいすか??」


「あ…あぁ、正解だ…」

とてもわかりやすく訳した晶人くんに唖然した山キンはいつもムカつくほど威張っているのに今だけは焦っているような感じになっていた



おもしろ(笑
あの山キンがwww


めったにみれないよ、これ