--晶人Side--
悠斗はものすごく早く喋ってすぐここから立ち去った
なんだったんだ
いまの早口
てか、そんなに俺にあいたくなかったのかよ
まぁ、昔から嫌われたしあいつはあれだもんな
いきなり好きになるわけないか
俺達…『悪魔』と『天使』じゃなかったらいいライバルになったと思うんだよな
ま、たとえ人間だったとしても俺はあいつに嫌われてそうだ
なんでかって
それは俺が浬音を好きだから悠斗の奴、嫉妬して嫌いになってくんだよ
俺に浬音が奪われるのがあいつは怖いんだよ
だから俺を避けて、浬音と仲良くなろうと努力して浬音を俺から守ろうとしてる
まぁ、俺はあいつに嫌われてたって浬音を俺のものにするけどな
「俺はあいつに負けねーよ」
そう呟いて俺は教室に戻った