私がいろいろ島崎くんのことを考えている間にいつの間にか図書室に着いていた




ガチャ






いま…鍵が閉まる音しなかった??
……まさかねー







「先輩、そろそろなんで呼ばれたかわかりましたよね?」




呼ばれた理由??


本の返し忘れとか…



「はぁ…本の返し忘れって…。そんな理由じゃないですよ」


なんでわかったの!???


私声にだしたっけ



驚いている私をみて島崎くんは馬鹿にする感じに鼻で笑った




「顔にでてますよ、先輩」



「////////」


私は顔をおさえた



うそ!!??

顔にでてたの!!


ちょーはずかしい





顔すっごく熱いよ




「先輩の顔、まるでりんごみたいですね」



島崎くんは私をからかいそっと私の頬に触れた


まるで割れ物を触るように


「…っ!!」

私は触られたことに驚き声がでなくて彼を見ていることしか出来なかった





なんて…きれいな瞳

黒い瞳が陽の光を浴びるたびキラキラ光ってる




宝石みたい…




でもどこか寂しそう






そう私は思って気付いたら彼を抱きしめていた