思う存分遊んだ夏休みもあっと言う間に終わって秋に入り、ちょっと肌寒い季節となった。

「はぁ~もう受験シーズンかぁ…」
愛結の言葉にずっしりくる。なぜかというと…私は遊んでばっかりで勉強という勉強を全くしていないのだ。それは愛結も結衣も同じみたいで。
「やばいな~勉強…しなきゃか…」
「あーダル」
「でも高校だけは行きたいし」
「結衣と愛結はどこか行きたい高校決まってるの?」
「んーあたしは四ッ谷高校?」
「えっ!まじ!あたしもそこ!」
「嘘!結衣も!?やった!じゃぁまた一緒だ!」
「つか千穂は?どっかあるの?」
「んー…特にはまだ…」
「なら千穂も四ッ谷にしようよ!あそこ海外からの入学者結構入るらしいし」
「え、そうなの?」
「みたいだよ。うちのパパが四ッ谷の理事長と友達でさ」
結衣のお父さんすごいな…
「じゃあ…私もそこにしようかな?」
「まじ?!じゃぁこれでまたみんな一緒だ!」
「いやったー!」
本当に嬉しかった。今まで小学校で特定とした友達を失った分、またこうゆう友達といつまでもいられる事が。
「じゃあまじで頑張らなきゃね!」
「頑張るぞー!」
「「「オー!」」」