悠星は小学校の頃から一緒だし家も近所だけどなぜかあまり仲良くはなかった。けれどこうちゃんの引っ越しで落ち込む私をいつも励ましてくれててそれから仲良くなった。
今思うといい人だなぁ…
「今日から3年生だね!」
「そうだな。受験かぁ」
「まだ早いよ!あと1年もあるじゃん!」
「も…じゃなくてしかだろ」
「悠星は外見結構チャラい感じなのに内面とギャップ激しいよね」
「うるせえし」
「はいはい」
「つか千穂はどっか行きたい高校決まってんの?」
「あたしは…まだ特には…」
私はたった今好きな人もいなければ将来の夢もない。もちろん高校の事なんて最も。
「千穂はそうゆうの考えないからな」
「どっ…どうゆう意味よ!」
「別に?」
最後ににやついた感じが余計腹たった。
「そうゆう悠星はどうなのよ」
「俺?俺も特には?」
「なーんだっ一緒じゃん」
ぷはっと笑った後私はそれをすぐに後悔した。
「笑ったな!?お前には俺の必殺ぐるぐる固めをおみまいしたるぜ!」
「いたたたた~!悠星様しっ失礼しました~!」
つかぐるぐる固めって…。
「よろしい」
そうこうしてると学校に着いた。


…始業式恒例の校長先生の長い話やらが終わり教室に戻ると、やっと親友