―悠星―
「おっす!悠星」
「よう」
「悠星あけおめー」
「おめでとー」
「悠星はよ」
「おはよっす」

3学期を迎え、学校に着くと男から女からいろんな奴に声をかけられる。
いつもなら…朝は毎日千穂と行くんだけど今日朝迎えに行ったらおばさんに『今日は先に行くって聞かなくて…』と申し訳なさそうに言われた。
まぁ仕方ないか。こないだあんな事言ったばっかだし。
つかもう振られんのも分かってる。
でも…諦められないんだよなぁ…。

―千穂―
「え!まじで!?」
朝学校に着くなり結衣と愛結から質問攻めにあった。
「いや…。私と悠星はそうゆんじゃないっていうか…」
「でもあたしからしたらあんた達は千穂のそおゆう2人って感じだよ?」
「でもやっぱり悠星とは友達でいたいんだ」
「そっか…。でもまぁ千穂が決めたことならうちはそれが正しいと思う。愛結もそうでしょ?」
「えっ…あぁ…うん。そうだね」
「だからさ、結局愛結とうちは千穂がしたいようにしてほしいんだよ。千穂はそれが一番自分にとっていいと思って出した答えなんでしょ?」
「うん」
「ならうちは何も言わない。でも…後悔だけはしないでね」
「うん。分かった」
「よし!ならいい!」
「愛結、結衣、ありがと~」
私は思わず涙がでた
「もぉ~千穂が泣くなんて珍しい!泣くな~笑え!」
「う…うん!」
私は本当にいい友達を持ったなぁ…