「そか。あと10分だから先行くか」
「うん」
…また空気重い…。
「お、甘酒とココア売ってる」
「本当だ。買おうか」
「おう」
「いらっしゃい。何にするかい?」
「甘酒と…千穂は?」
「ココア」
「甘酒とココアで。」
「あいよ」
「あっちで飲も」
「うん」
何か悠星いつもと…違う?
「私甘酒って何か苦手」
「まじ?こんな旨いのに」
「何か分からないけど」
「なら飲んでみろよ」
「え…いいよ」
「いいから」
…ゴクン(これって間接キ…)いや、違う!違うし!
「お…いしい」
「だろ?旨いよな!」
そうこうしているうちに残すところも1分となった
「あのさ、俺千穂に言ってないことあんだ」
「ん?なに?」
『10!』
「俺さ、あんとき迷ってて言いそびれたから今言う」
『9!』
『8!』
「なに?」
『7!』
『6!』
「俺さ…千穂のこと…」
『5!』
『4!』
「ん?なに?聞こえない」
『3!』
『2!』
「俺千穂が好きだ」
『1!』
「え……?」
『Happy new year!』