「…だよなぁ!!」







楽しそうに悠里と横臥が話す。








あたしは、会話に入れない。








「…あ、紐が、ほどけちゃった!!2人とも、先に帰ってて??」









「うん、分かった!!」








「おう。」








いつも、横臥は、『何、やってんだよ!?』って一緒に待っててくれたのに…っ。








心が痛いよ。








ささっと紐をリボン結びにして、1人で歩く。








前にいる2人は、歩くのが早くて追いつけなかった。








なぜだか、涙が零れていく。








2人が、あたしに冷たくて…。隠し事されて…。








『~♪~~~♪』 【着信:雷】







「も、もしもし??」