「静かにしろお前ら!! ……全く、迂闊に女子の隣にできないな、志島。何処の席がいい?」


担任が志島君に、困った目で問い掛ける。


志島君はニッコリ笑って、どこでもいいですよ、と返した。


ワクワクした期待の瞳で担任を見つめる女子プラス男子。


……皆、自分の隣に来ると信じて疑わないのが凄いよ…。


他人事のようにぼーっと黒板を見つめる私に、次の瞬間予想もしなかった言葉が投げかけられる。