「そうか? 俺イイ男?」

「もち! 水浪兄貴以上のイイ男はいなぁーい!」


「アッハッハ、おだてても何も出ないぞぉ〜?」



そんなやり取りを続ける事5分。


こんな事をしてる場合じゃないと気付いた私達は、仕度を始めた。




















「おっし! 行くぞ!」


水浪兄貴は私達に一言告げると、バイクを走らせた。


向かうは私の通う奏鈴高校。


何時もは電車とバスで30分以上かかるが、バイクなら15分程度。


兄貴に感謝、だ。